
建売住宅やモデルハウスを見に行って、共通で感じる「それらしさ」の要素がいくつかありますが、その一つが「スイッチ」です。
うちは「それらしさ」を極力排除した家がゴールなので、スイッチも変えるべきアイテムの一つでした。
いわゆるこれが「それらしい」スイッチですね。

スイッチって、人の目線の高さにあり、壁についてるので意外に目立つ。
この写真のように並んでることは少ないかもしれませんが、微妙に壁と違う色だったり、文字があったり、夜間に光るランプがついてたり。調光のダイアルは形も丸ですしね。
つまり馴染んでない。うちからしたら違和感の塊です。
「スイッチカバー」なるものもあるんですが、隠してる感が出ますし、ネットを探しても、そんなに素敵なものに出会えませんでした。
そこで、夫が探してきたのが「アメリカンスイッチ」です。これですね。

レトロで無骨でシンプルな見た目、パチパチと切り替える感触もいい感じ!
で、うちの暮らしに合うか妄想点検してみます。毎日触るものですからね。おしゃれ〈ストレスなら却下です。
「トイレ」「洗面所」「換気扇」などの文字がない
→いずれ使ってるうちに覚えるので不要。
調光できない
→微妙な調光を毎日する家族ではないので(絶対に同じメモリのまま過ごす)不要。
ということで、採用!
しかもアメリカでの普及品なので、一つ1,000円前後です。
建築会社に相談すると、持ち込めば取り付けOKとのこと。
図面とにらめっこしながら、慎重に商品選び。

さぁネットで注文♪ と思ったところで、壁にぶち当たりました。
あれ?めっちゃ種類あるやん。何を何個買えばいいの?
図面を見て数えてみたら、スイッチは全部で16ヶ所。
それぞれが、どの照明とつながってるか確認していきます。あー地味な作業。
スイッチって、1ヶ所に1個ついてたり4個ついてたり、場所によって数も違えば、一つの照明を階段の上と下で操作できるようにしたり、色々と考えてから買う必要があるんです。
図面とにらめっこしながら、使い勝手を想像して商品をカートへ入れていきます。
スイッチ本体とプレートが必要です。
組み合わせで印象も違って、
我が家は、スイッチ本体は黒で、プレートはステンレスヘアラインをチョイスしました。
もし足りなかったらまた送料がかかるし、多すぎても無駄になるので、慎重に慎重に。
うちは、スイッチ16ヶ所で合計43,259円也。
莫大な建築費の中の4万円ちょいで、これだけ家の印象を変えられるので、とっってもコストパフォーマンスが良いアイテムだと思います。
アメリカンスイッチに後から変更は難しいので、いいなと思ったら新築の今!ですよ。
奥が深いスイッチの世界
図面の段階なら、増やすのは簡単だけど、家ができてから増設や変更は至難の業なのが、スイッチやコンセント。
大した費用じゃないので、ケチるとその後の生活のプチ不満が溜まるポイントなので、「あると便利」だと思ったところに、ガンガン付けていくのが良いです。
階段の上と下で操作できるスイッチは「3路スイッチ」、普通のは「片切りスイッチ」と呼ぶことも学びました。奥が深い。
うちが3路スイッチを付けてよかったと思う場所は、2階の廊下の端と端。短い廊下とはいえ、距離があるので、いちいち戻って消すのは絶対に面倒です。
あとは玄関。玄関ドアのすぐ横とリビングドアのすぐ横に玄関照明の3路スイッチを付けました。出かける直前に手が届く場所と、部屋に入る直前に消せる場所に取り付けて、これが快適なんです。たった2歩くらいの距離なんですけどね。。
ちなみに、換気扇も同じスイッチで操作できます。下の写真は、リビングから洗面所に入るドア脇のスイッチですが、左から、洗面所の換気扇、洗面所照明、ダイニングテーブル照明、キッチン上照明につながってます。
どれがどれかは、毎日触るので子どもでもすぐに覚えますよ。

そして我が家は、吹き抜けにつけたシーリングファンのスイッチも、もう一つのリビングの照明スイッチにまとめてもらいました!
おかげで、壁にいろんなスイッチが並ばず、すっきりです。
もう一度書きますが、「スイッチとコンセントは、迷ったら付けとけ」ですよ。